北京鍋         2004.05.08

最近、いろんなところで自慢しているが、
この際だから世界に向けて発信しようと思う。

すべての自炊してる人におすすめ。
一家に一台、三世帯住宅には三台買ったほうがいい。
それが北京鍋。

北京鍋とは商標か、よくわからないけど普通は中華鍋という。
初任給で最初に買ったが、期待以上に重宝している。
鉄と丸底による熱効率の良さが、いつもの炒め物を数倍美味くしてくれる。
炒め物だけではない。揚げ物、スープ系にも本格対応。

最初の空焼きで、塗料をとって、油を塗って仕込むというのが良い。
自分の手で一人前の鍋に仕上げてやることで、沸いてくる愛着。
それが、新しい料理の世界へのインスピレーションを掻き立てる。
鍋つかみなしでは手を焦がすという重みは、
手入れを怠ればあっという間に錆びついてしまう。

初任給での最初の買い物だった。2300円。
最初につくったのは「牛肉とレタスのオイスターソース炒め」。
べらぼうにうまかった。

中華鍋をしっかり意識するようになったのは、 居酒屋でアルバイトしていたときだった。

「ホンマ、メシつくって。チャーハンつくってみて」
「うわーひどいもんできたね」
「本物のチャーハンは、90秒でつくらないかんったい!」
「ゴハンがぱらぱらにならないかんったい!」

いや、いきなり無理やろ。
いつかできるようになるといいね。

本物のチャーハンはまだ作れないけど、
初給料でいいもん買った。
みんなも、早く買わないと売り切れちゃうよ!

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